ビフォーアフターってリフォームのテレビ番組はご存知ですか?
ボクは匠のアイデアや職人さんの技を見るのが大好きで
いつも楽しみにしている番組です。
なんでも、施工会社から提訴されたんですって!!
どんなリフォームだったの?
7月に提訴している話なので、ボクが知らなかっただけだと思うのですが、
岐阜にある住宅のリフォームを施工したN土木が追加工事代金と弁護士費用合わせて、
なんと、2934万円の支払いを求めて提訴したということです。
3000万円!!
もう一軒、リフォームできそうな金額ですけど... ^^;
そんなに凄いお家だったのかしら?
すでに、この家のリフォームの放送は終わってるそうなんですけど、見たのかなあ?
どんなリフォームだったんだろう?
調べてみたらリフォームした内容がありました。
いやーなんでもわかっちゃうんですね (^^)
インターネットって凄いな...
朝日放送のホームページによると、こんな内容でした。
リフォームした住宅は築50年の鉄筋コンクリート造、地上3階建てで、1階は店舗。玄関の位置を移動、1階に車庫を設け、壁の一部に制振ダンパーを設置して耐震性能を高めた。1階に土壌蓄熱式の床下暖房を設置。寝室の天井にスギ板を、浴室の壁に磁器質タイルを張り内装を変更。中庭の壁は緑化した。
まったく記憶にありません。
残念ながらボクが見逃した放送のようです...
3階建てで耐震補強に床暖に中庭の緑化かー。
聞いただけでも高そうって感じますね。
契約はどうなってたのでしょうか?
このリフォームは追加や変更がたくさん発生したみたいですね。
追加工事だけで2754万円、元々のリフォーム代金と合わせると4954万円。
うわっ、5000万円ですかー
3階建てでは無理だと思いますが、2階建てだったら建て直し出来ますね。
すごいなーこれは…
このリフォームの放送ではリフォーム費は2500万円って放送されて
N土木の社長さんが「事実と違う!視聴者に対する背任行為!!」と訴えました。
なんで、こんな話になったかというと、テレビというか番組の主旨ですけど
住宅所有者は制作会社と設計者に、リフォーム工事の内容や工法の決定などを「包括的に委任」し、所有者自身は完成後の建物を見て驚くという設定になっています。そのため、施工者は所有者と直接、やり取りすることができなかったのです。
これは落とし穴ですね〜
所有者は全部、製作会社と設計者にオマカセで施工業者とは全くコンタクトを取らないんです。まあ、出来上がりを見て感動する姿がテレビになるんですから、そりゃそうですけど。施工業者とコンタクトを取らないというのは、ちょっと勇気がいるなあー
所有者と番組製作会社と設計者と施工業者の関係ってこうなってたんですね。
でも、ちょっと微妙...
完全委任ですからね、製作会社と設計者がしっかり対応しないといけないでしょう。
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泥沼?打ち切りとかにならないといいけど...
N土木が追加工事と主張しているもののほとんどは、N土木の現場管理の問題で、その金額の根拠が怪しいということです。民事調停でも、請求の法的根拠は明らかにされませんでした...
んー、最初はN土木が気の毒に思っていましたが、N土木側に非があるのか?
モノや事には必ず契約書や覚書を締結しますがこの工事でもちゃんと覚書を結んでます。
工事代金が当初予算を超過する恐れが生じた場合、施工者は番組制作者および施主と誠実に協議して対処法を決定する。
まあ、普通はそうですよね。
当たり前の事ですが、工事代金が予算を超えることに対して協議を求めてこなかったN土木側の責任と制作会社側は反論しています。
そして設計者もN土木の現場管理体制の不備を指摘しています。
現場での追加や変更については、常にN土木の現場監督と協議していた。追加変更の費用の提示も求めたが、回答は遅く、積極的ではなかった。追加工事費の内訳に関する合理的な説明もなく、納得できない。
全く、わからない...
2500万円が5000万円に膨れ上がるって、いくらなんでもおかしいと思いますし...
ボッタクリ的な話に聞こえるのはボクだけでしょうか?
そもそも、このN土木を施工業者に選定したのは誰なんですかね?
そこは記事には書いてないんですけど...
建築関係って残念ながら、この様なトラブルをよく聞きます。
所有者の方も匠にお願いして、きっとステキなリフォームに感動されたと思うのですが
変な話になってガッカリですよね...
大好きな番組がこうやってミソつけられて、打ち切りなんかになったらイヤだなー
無事に話がまとまることを祈ってワクワク...
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