お正月はお祝い行事ですから、おせち料理や普段食べない美味しいものが食卓にいっぱい。
お酒と御馳走で胃がお疲れ気味になりますね(笑)
そんな疲れた胃にやさしい七草粥でホッとしますが七草粥に入っている「せり」が主役の「せり鍋」をご紹介します。
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お正月の宴のあとは七草粥ですね
お正月は御馳走やお酒で三が日がすぎると胃がおつかれ状態になりますよねー。
そんなお疲れの胃を七草粥が優しく癒やしてくれますが七草粥を食べるのはいつかご存知ですか?
七草粥を食べるのは五節句の最初の節句、1月7日の「人日の節句」です。
朝、食べるものとされています。
七草とはセリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ(かぶ)・スズシロ(大根)の七種ですがみんな体にいいものばかりです。
七草粥は消化吸収がよく体にもいいものばかり、基本的には1年の無病息災を願うものですが胃腸を癒やす目的の方が最近は強いかもしれませんね (^^)
七草粥にも入っている「せり」がメインの「仙台せり鍋」
仙台では七草粥にも入っている「せり」がメインのお鍋があります。その名も「せり鍋」そのまんまですけど、コレが美味しいのです。
「せり鍋」は仙台の郷土料理です。
実は宮城県は「せり」の栽培が盛んで、冬になると必ずスーパーに並ぶ野菜なのです。
「せり」は前述している七草粥にも入っているように体にいい効能がたくさん。
- βカロテンたっぷりで免疫力を高めます
- 食物繊維がいっぱいで整腸作用や血糖値の急激な上昇を防ぐ働きがあります
- お肌にいいビタミンCやミネラルも豊富に含まれています
「せり」はこんなに体にいいものがいっぱい入っているんです。
寒い冬を乗り切るには大切な食材なんですよ。
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美味しい「せり鍋」の作り方
普通、お鍋に入れるお野菜は根菜でなければ葉や茎を入れるものですけど「せり」に関しては葉の先から根っこまで全部入れます。
葉や茎を食べる野菜で根っこまで食べる野菜って聞いたことがないかもしれませんが、「せりの根」はとっても美味しいんですよ。
では、「せり鍋」の作り方です。
具材はもちろん「せり」、そしてスープは鶏味です。鶏肉を入れるものですが鴨肉を入れると更にスープが美味しくなるので鴨肉がオススメです。
他に鴨肉に合う野菜としてはもちろんネギ、あと舞茸とかのキノコにゴボウのササガキしたものを入れるとさらにスープが美味しくなりますよ。
あとはお好みで、しらたき入れたり油揚げ入れたりするといいと思います。
先ずは水にお酒・醤油・ほんだし・塩を入れ、煮立ったところに鶏肉や野菜などを入れていきますがこの時に入れる「せり」は根っこの部分。
葉や茎の部分はすぐに火が通りますしシャキシャキの「せり」を楽しむにはお鍋ができる少し前に入れたほうがいいですよ。
せり鍋は鴨に対する「せり」の復讐といわれています(笑)
何故かというと鴨は「せり」が好物で畑で鴨に食べられてしまうのですが、お鍋では「せり」が鴨を食う(主役を奪う)お鍋なんですよ (^^)
仙台の「せり鍋」はこれからが旬ですから機会があったら是非、食べてみて下さい。
お正月の弱った胃にもオススメです。
絶対にまた食べたくなると思いますよ (^_-)
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最後までお読み頂きありがとうござます (^^)